HSPの場合、病院やカウンセラーに相談してもわかりません

HSPのあなた。


「毎日がツライ・・・なんか苦しい・・・何なんだろう、これって・・・私、どこかおかしいのかな」と

HSPが、病院やカウンセラーに相談したとして。

「わかりました。診断の結果、あなたはHSPですね。ですから、こうしたら良くなりますよ。かくかくしかじか・・・」

なんてことは、まずないです。


代わりにたいてい、他の診断名を(勝手に)付けられて、適当な安定剤とか眠剤与えられるだけです。


ただHSPなだけでなく、本当に他の病気で、医師の診断が正しいときは、それでいいのかもしれませんが、

ただ、あなたがHSPなだけで、別に病気ではないときは、それでは困ります。

それにHSPは単に、その人が持つ「特性」であって、病気ではありません。

7人に1人がHSPと言われており、けっこう多いのです。

日本の人口1億3千万なので約2000万人くらいがHSPという計算になります。


2000万人ですよ

2000万人もHSPの「お仲間」がいるということなんですよ。


自分がHSPってこと知らず、悩んでいるHSPって、相当多いので、

ぜひぜひ周りにも教えてあげてくださいね





昨日、「HSPの会」を開いたときに、感じたことは

「病院関係者がHSPのことを今も知らない」という、ショッキングな事実でした。(これはけっこうショッキングですね)

欧米ではけっこう知られているのかもしれませんが、日本では、全然まだまだです・・・



病院と言うのは、非HSPの宝庫です。

病院に限らず、ハードな職場というのは、非HSPの独壇場であることが多く、

特に、医師は非HSPの中でも特に強く優れて勝ち残ってきたタイプ、非HSPの中の非HSP、というとにかくタフな人が多い。

でも確かに、そういうタイプでないと、医学部の勉強にも、その後の辛すぎる研修にも耐えれないし
医者は激務なんで耐えれないんですよね・・・
(ちなみに、それでも医師の平均寿命は、一般人の平均より短い。それだけ大変ってことかも)


昨日の参加者の方の中には、「カウンセラーがHSPだった」と言う方がいらっしゃって

「それはラッキーですねえ!!」と話していたのですが

よくよく話を聞くと。


「カウンセラーも最初はHSPのこと知らなかった。自分がHSPのことを教えてあげた。

HSPテストのことも自分がカウンセラーに教えてあげて、テストしてみてもらったら、

カウンセラーもHSPだったとわかった」


とそういうわけで、カウンセラーさんもHSPだと判明したんだそうです・・・・


思わず絶句してしまいました


HSPの概念は、欧米ではだいぶ知られているのかもしれませんが、日本ではまだまだのようです・・・・


また、問題なのは、HSPの感受性は、その感受性をまったく持たない非HSPには、
まったくピンと来ないというか、わからない、非常にわかりにくいということです。
HSPと非HSPでは、神経システム自体が違うといわれています)


でも、病院の医師も看護師も、非HSPだらけ。

HSPに、HSPの診断って、できるのでしょうか?????


たぶん、まず、できないです・・・・・

HSPは、HSPのとは、神経システムが違うので、HSPの感覚や言っていることが、まず理解できません。


例えば、普段の生活でも、非HSPは、「テレビの音量がデカ過ぎ」

これを何度言っても、非HSPにはわかりません。

一方、HSPからすると、「音の暴力」でさえあります。


病院で、HSPのあなたが、非HSPの医師に

「テレビの大音量が耐えられないんです」
「疲れやすくてすぐダウンしてしまうんです」
「人間関係が辛いんです」
「夜眠れないんです」
等々、相談したとして。


HSPの医者からは「弱者」のレッテルをぺったり貼り付けられ

「じゃあ、きっとお疲れなんでしょうね。必要なら少しお薬出しますので、それ飲んでよく眠ってゆっくり休んでみて下さいね」

そして、「またお話を聞かせてくださいね」とか言われて、予約と言う形で、病院に来ることを約束させられ

週1とか、月1とか月2とかで、だらだらと、いつまで通うんだかわからない、先の見えない病院通いをさせられる・・・

「なんか納得できないけど、こんなもんなのかな・・・・」「これでいつか治るのかしら・・・」と思いながら・・・

薬局で処方された、適当な安定剤とか睡眠導入剤とかをバッグに入れ、病院代と薬代を払い

なんだか腑に落ちない気持ちを抱えながら帰る・・・


だいたいそんな感じでしょうか・・・・


これでは病院が儲かるだけで、私らHSPにとっては、病院にいってもなんか疲れるだけで時間とお金がもったいないし、
何の得もありません。



HSPがあまりにも憔悴しきってしまっていると、疲労から本当に病気を発症してしまうこともあるので

そのときはその病気の治療が行われると思いますが

肝心の「HSP」に対する対処は、たぶん何も行われません。


だって、非HSPにとっては、HSPというのは、「ない」ことなのですから。

HSPHSPは神経システムが違うので、非HSPから見ると、HSPは理解しがたい存在なんです。


人は、自分が見えないものは、皆見えないと思っています。

人は、自分が感じられないものは、皆、感じないと思っています。(逆もまた真なり、ですが)


HSPの医師に、HSPの診断はできません。

もしできるようになる日が来るとすれば、HSPのことが世に広く知られた後でしょう。


というか、HSPは病気ではないので、診断は必要ないんですけどね。


HSPの方は、自分がHSPということを知って、その上で、自分の感性を守る生活をし

HSPの感受性の高さを生かした仕事

向いている芸術関係や音楽関係、癒しや精神世界関連等に進めばよいだけのことなんです。



昨日のHSPの会では、知的障がい者施設のお仕事をされている方や、

素敵なレストランで何年も接客の仕事をされている方もいらっしゃいました。


障がい者施設で働いているHSPの方は、たくさんの障がい者の方やご家族の方からとても支持されていて、感謝されているご様子で

レストランの接客のお仕事をずっと何年もされていらっしゃる方は、

「お客さんが何を欲しているのか、何を注文したいのかがわかることがある」とのことで

「え、なんでわかったの?」とお客様から言われることがよくあるとのことでした。


この感のよさと、察しのよさは、職場では重宝がられ、高く評価されることでしょう。

患者さんも、お客さんも、とても居心地が良いことでしょう。


本来は、病院も、障がい者施設も、そしてレストランもHSPがいるべき場所、

HSPが働くのにふさわしい場所で

できればそこにHSPがいて欲しい場所でした。(レストランの語源は、癒す、とか、回復する、とかだったと思います)


これらの場所には、できれば非HSPよりも、HSPがいたほうが、人は癒されると思います。

HSPは、人と共感性が高く、察しがよいので、人を癒す仕事にとても向いています。


HSPは、「人の気持ちがわかる」

すばらしいヒーラー(癒し人)の素質を生まれつき持っています。