ストレスの出方
HSPということを知らずに生きていたとき、
私のストレスはピークでした。
10代後半のころは、いつも首が痛く、いつも首を回していて、なんとか首のコリを取ろうとしていました。
(でもしょっちゅう回していてもコリがなかなか取れなかった)
首って、ストレスが一番良く反映される部分だな〜と自分では思っています。
私の場合、今では普段は首は痛くなくなりました。(普段の生活ではあまりストレスを感じていないのだと思う)
ただ何かあって、ストレスがあったり疲れたりすると、今も、まず首の後ろが一番初めにやたら痛くなってきます。
向いていない学部に進んでしまっていた、大学生のころは、たぶん私は摂食障害ぎみだったかもしれません。
夕食前に、食パンを1斤、ペロリとたいらげてしまうことなんて、日常茶飯事でした。(そしてその後夕食を食べる)
バターをパンにつけて、バターひと箱一度に食べたりしていたので、怖くてカロリー計算できませんでした
当然ですが、大学生のころは、パンパンに太ってしまっていました。
社会人のころは、しっかりダイエットして標準体重まで痩せたし、摂食障害もなぜか自然と治まっていたのですが、
その代わりに、買い物依存症ぽくなっていました。
勤めに毎日いかなければならないストレスというのは、私の中ではやはり相当なもので、
そのストレスをすべて、買い物で晴らしていました。
給料日に、その月の給料をほとんどすべて使い果たすということを毎月やり続けていました。
給料が振り込まれた日は、仕事の帰りにその足で、デパートやジュエリーショップに行き、
何軒ものお店を回り、それぞれで「お取り置き」してもらっておいた、アクセサリーやジュエリー、洋服や靴を、
すべて買って回るのです。
「買いに行く」というよりも何だか、(お取り置きを)「回収に行く」と言うほうが近いような感じでした
給料日の翌日には、もう財布はほとんどスッカラカン状態でした。(やっぱりこれっておかしいですよね)
給料日の後の金曜日、同僚に「給料出たんだし飲みに行こうよ」と誘われても、
「ゴメン、全部使っちゃったからムリ・・・」と答えて、「えっもう?!」と驚かれていました。
給料にはもちろん限りがあるので、最初は給料を全部使い切るだけで済んでいたのですが
やはりストレス解消が目的の買い物のためか、ストレスが溜まるにつれて、どんどんエスカレートしていきました。
150万のカシニョールの絵や、90万くらいの総絞りの着物をローン組んで買おうとしたりと、
下手すると、ローン地獄、カード地獄に陥る一歩手前まで行きそうになっていましたが
結局「これ以上は危険かも」と自分から仕事をやめて状況を変えるようにしたり、家族に辞めさせられたり、いろいろでした。
「いつの間にかこれほどストレスを溜めてしまうなんて、この仕事は私には合っていないのかも・・」
と納得して辞めて、次の仕事を探したり、
仕事が見つからないときはバイトやってみたり、
どのような仕事ならあまり辛くなくてなんとか大丈夫なのか、どんな仕事なら無理なく続くのか、
いろいろ自分を試し続け、トライし続けていた毎日でした。
ほんと、このころは、きっつかったですね〜 けっこうボロボロでした。
でも、この超きっついトライ時期があったおかげで、納得することもできたし、今があるんで、それはそれで良いのでしょう。
繊細なHSPの感じているストレスの影響ですが、他のHSPの方々からは、
・安定剤を飲みながら仕事を続けている
・吐いたり、過食を繰り返している(摂食障害)
・ストレス性の病気になって休職
・喘息もち
・うつ病っぽい
・睡眠薬がないと眠れない
・不安に駆られて仕方がない
・将来が心配でたまらない
・朝どうしても起きられない
等々、人によって、ストレスの出方は、本当にさまざまなようです。
ストレスって、おおざっぱに分けると、ほとんどが
「仕事上のストレス」か「人間関係のストレス」かな、と思うのですが
溜まりすぎるとプライベートでどこかにひずみが出てきたり、病気になってしまったり、生活が破綻したりしてしまうので
繊細なHSPにとってはとても注意が必要だと思います。
「ストレスは誰でもある」というのはまあそうだろうなと思いますが
「ストレスに負けない」とか「ストレスを吹き飛ばす」とか「ストレスを克服」とか言うのは、
主に非HSPが言っているか、非HSPの考え方に洗脳?されてしまっているHSPではないかな、と感じています。
慣れや環境で、ストレス耐性が相当に強いHSPもときどきいるみたいなので、一概には言えませんが
私の場合は、周りの非HSPのようになろうと、自分を「鍛えた」こともありましたが、ただただ消耗し、ボロボロになっていくだけで、かえって逆効果でした。
(メールいただきますがそういう方とても多いみたいです)
HSPは非HSPとは神経の作りが全然違うので、非HSPと比較して、ストレスでバテやすく、回復も遅いように感じています。
ストレスで倒れてしまうよりも、普段からできるだけストレスが少ない状況や、
ストレスを受けなくても済む生活を送るようにしたほうがいいかなと、
個人的には思っています。
よく思うのは
戦うのが好きな非HSPは、どうぞ勝手にお好きなように「ストレスと戦って」「克服」して下さい。
(私は非HSPじゃないので、関係ないで〜す)
非HSPとは関係なく、HSPは、こっそり独自に、「ストレスフリーな生活」を送ってもいいんじゃないかな〜
非HSPが好きなように生きる権利があるのと同様に、
HSPはHSPで、HSPらしく、好きなように生きる権利と自由があるんじゃないかな
誰に迷惑かけるわけでもないし、自分の楽なやり方でいいんじゃないかな
(というか非HSPぽく生きるほうが迷惑かけちゃうし。特に私の場合)
と個人的に思っています(どう思うかは人それぞれでいいと思う)
自分にとって「ストレスのない生活」って、どんな生活かな、とよく考えてみて
「ストレスのない生活を送ること」を決め
非HSPから刷り込まれた「(非HSPの)常識」の枠から自分を解放し、
自分が望むことを自分で選び取れば
けっこう、HSPの希望に限りなく近いラクチン生活が手に入ったりするものですよ
「子供のころに戻りたい」、とか、「若いころに戻りたい」とか言う人がときどきいますけど
私は全然そう思いません。
毎日が辛すぎたので。
今が一番、ラクチンで幸せです
息子が拾ってきた、我が家の愛猫、甘えんぼおてんばいたずらケイちゃん(女の子)
この派手なインテリアの部屋は、芸能界志望の娘を撮影するための撮影用小部屋