◆ワタミ女性社員の過労自殺で思ったこと
ワタミ女性社員の方の過労自殺で思ったのは、
「もしかしたら、この女性の方は、HSPだったのでは・・・?」ということでした。
HSPにとっては、少し残念なことですが、
過酷な環境下で、「何かおかしい」と感じ(非HSPは感じないこと多々)
そして、まず一番に、体調を崩す(精神的なことも含)のは、HSPです。
どこでも、仕事場には、非HSPもHSPもいます。
過酷な環境の中では、非HSPは、HSPよりもずっと耐久性があります。
非HSPは、もともと鈍い上に、自分中心な側面があるので、過酷な環境下でも、なんとかやり過ごし
自分を生かしていくことが(HSPと比べ)とても上手です。
繊細で感受性の強いHSPが、いつのまにか結果的に、「スケープゴート」のようになり、
その過酷さを社会に訴えるような結果になることがよくあります。
また、HSPの方が、過酷な労働環境に自分から飛び込むことも、これまた、けっこうありがちです。
それは、そういう環境で、「自分(の繊細さ)を変えたい」と思う気持ちがどこかにあるからなんだろうと思います。
実際、私も、若いころ、そういう環境に飛び込んでみたことがあります。
でも、あまりにもしんどすぎて、神経をすり減らし、自分が磨耗していくのを感じたので、辞めました。
無理は続かない、と思ったからです。
仕事はずっと一生、または相当長い間、していくものなので、無理な仕事は続かない、
これでは健康を害してしまう、と思ったからです。
自分が生きていくため、自分や家族の生活をまもるため、
幸せに、健康に、元気に生きていくために、働くのですから
仕事することで、ダウンしたり、病気になってしまったり、寿命を縮めてしまうのは、本末転倒ではと、私は考えます。
HSPは特に、繊細な神経を休めるために長い睡眠が必要なので、
眠れなくなるほど忙しい、神経を高ぶらせる仕事には就かない方が賢明です。
自分がHSPだと知った上で、自分のできる範囲で、
無理せず元気に、細く長く、働き続けていくことが、とても大事だと思います。
自分が明るく前向きに、働いていければ、
そしてそれがお客様から「喜ばれる仕事」であれば、どんな仕事でも、何でもいいと思います。
職業に貴賎はないです。
それに、これからの時代、人に「喜ばれる仕事」しか残っていきません。
不況下では、いろんなものが「淘汰」されていきます。
でも、人に「喜ばれる仕事」をし続けていると、どんな仕事でも、意外に、ちゃんと食べていけるものです。
そこでは不況なんてほとんど関係ありません。