◆HSPの心理学者ユングの「the Red Book 赤の書」ユング自筆の絵が素敵

心理学で有名なフロイトユングですが、

なぜかフロイトのほうが、地位?は高いみたいですが、P子、個人的にはユングのほうが好きです。

なぜ私がユングのほうが好きなのか、自分でもずっと疑問だったのですが(フロイトの方が見た目もカッコイイのに)

ユングの書いた秘蔵の「赤の書」The Red Book: Liber Novus 

金庫にずっと保管されたものが、数年前に発見されて出版されていますが

最近、偶然、本の内容 の動画を見て、ユングのほうが好きな理由がやっとよくわかったような気がします。

それはユングが本当にHSPだっただろうから、同じ感性を持つから、何か共通点を感じるからこそ好きなのかも・・・

と思いました。


HSP研究のアーロン博士も「真のHSP」の中の一人にユングをあげていますが

ユングの書いた「赤の書」 The Red Book: Liber Novus その中のユングの描いた絵を見て

「ああこりゃホントにHSPに間違いないかもアーロン博士やっぱりスゴイ」と思いました。

この独特の鋭い感性はHSPのものだ、と共通点や同じ感性を感じませんか?

The Red Book: Liber Novus


高名な心理学者ユングですが、まるで画家の描くようなとても美しい絵をたくさん描いています。

アーティストと名乗っても全然大丈夫そうなほど見事。

心理学者としてのユングしかイメージになかったのでとても意外でした・・・

絵は「まるで曼荼羅のよう」と言われているようですが、「宇宙」も感じられますよね・・・

曼荼羅は宇宙を表すものらしいので、当然なのかもしれませんが・・・。

このように、20世紀の最も優れた心理学者の一人であり、アーティスティックな才能にも恵まれたユングですが、

ユング自身は「分裂病統合失調症)傾向」が強く、その症状に長年苦しんでいたそうです。

ちなみにフロイトも「強迫神経症傾向」と「ヒステリー傾向」に苦しみ、だから研究をしていたんでしたね。

ユングフロイトも「自分の悩み」をどうしようかと毎日研究しているうちにその道の第一人者になってしまったということですね


ぶっちゃけ、ユングフロイトも、研究者でなければ、

統合失調症」「脅迫神経症」「ヒステリー」と「診断」されてしまうような、レベルだったんじゃないかとP子は思っています。

実際、フロイトユングも、それが悩みで、相当、困っていたみたいだし。

でも「ビョーキ」ということにしてしまうと、社会的にもちょっとマズイので「傾向」としているだけの話。


今まで、いろんなHSPの人の話を聞いた中でちょっと感じていたことなのですが、

HSPは環境や家族に恵まれていれば全然問題なく大丈夫なのですが

環境が合わなかったり、合わない無理な仕事で神経が疲れ果ててしまうと、

「そういう傾向」が出てしまう場合もあるような気がしているので、自己管理は十分にね

さらに、非HSPには「感じられない」ことがHSPには「感じられる」というのは

いろんな意味で「誤解」の元になるので注意注意です。

「お堅い仕事」「常識を必要とされる仕事」「道を外れることが許されない職業」「非HSPが多い職場」で

働いている人ほど「違い」が目立ちやすくなるので、要注意なのかも

(P子みたいに、占い師とかパワーストーン販売とか「ちょっと怪しめ」の仕事や芸術系の仕事だと
「きっと変わってる人だから」と初めから周りに思われてしまうので実はとっても好都合ね
あなたも「ちょっと怪しめのお仕事デビュー」しませんか楽しいよ)


さらに、今までガマンや鬱憤が溜まっていて大爆発しそうな人は特に注意

思い余って大爆発してしまうと、思いっきり「ひどい誤解」されてしまう可能性大

そういう恐れがあるときは、さっさと自分が無理せずに済む環境・仕事に変えたほうが、無難ですし

長い目で見て非常に自分のためになるかと思います。


病気とは、「自分または周り」が「困る」ということで

「困ってるから、先生、なんとかしてよ」と言うことで、病院に来るから、「病気」ということに「なる」んですね。

医者だって、「患者さん」としてわざわざ病院に来られてるんだから、

何かしら病名をつけて「診断」しなければならないと思うだろうし、それが仕事だし。

それで食べて、自分や、家族(や病院スタッフも)養ってるんだし。

だから、病院に来られた患者さんには、薬を出して「治療」しなければならないんですね、立場的にね。


ということは、自分も周りも困らなければ、病院に行く必要もなければ、そして病院に行かなければ

それは「病気」として認識さえされないということですね。


仕事にしろ環境にしろ、「自分で自分が困らない状況に、自分を持っていく」というのがとても大切になってくるのは

つまりは、こういう理由からです。


世の中いろんな人がいるし、「普通」にこだわりやすい日本人ですが

少々感覚的に違うものを持っていたって、自分も周りも困らなければ、全然問題ないということですね。



HSPはもともと、「性質」であり、「病気」ではないんだしね。

さらに、HSPはもともと周りに迷惑をかけるタイプではないので、

つまり、自分さえ辛くない状況にいられれば、それでOK、全然問題なし、なんですよね。

人の15%〜20%はHSPですし、人だけでなく、動物にもHSPが同じ程度、存在しているそうです。
(詳しくはエレイン・アーロン先生の本を読んでくださいね)


つまり、仕事や環境に適応できて、自分が困らなければ、何の問題もない、支障ない、ということですね。


ですからそれならば、自分に合う仕事や環境を自分で選び取ったり、作り出したりすればいいだけのことですね。


勤めがムリならば、自営すればいいし、街がムリならば、田舎に住めばいいだけのことですよね。


それにもともとHSPは病気ではないんだしね。

ただ、環境や仕事が合わないと、繊細さゆえに病気になりやすい性質があるとは自分も周りのHSPからも感じています。

感受性が鋭い、というのは両刃の剣なのですね。

与えられた性質や才能を、生かすも殺すも自分の選択次第です。


ユングフロイトの研究の素晴らしさは世界的にも学術的にも認められているところで、本当に素晴らしいですよね。

ユングはHSPだったけれども(フロイトは知りませんが)

つまり、きちんと仕事さえでき、生活ができていれば、

たとえ神経症、ヒステリー、分裂病的な傾向がもしあったとしても、

周りに迷惑かけなければ、ちゃんと生活できてれば、世の中では全然問題なし、と言うことですね。


それどころか、鋭い感性ゆえに、自分の能力や才能を見事に発揮できるということですね。


「自分が周りと違うかも」

「繊細なのは悪いことかも」と悩む暇があれば

自分に合う環境や仕事を自分で見定め、よく考え、選び取り

どんどん自分の好きなことをして、自分の能力を高め、どんどんそれを発揮したほうがいいということですね。



ユングの「赤の書」 The Red Book: Liber Novus

実はP子もこの本、欲しくて買いたいのですが、とても大きくてぶ厚くて、重い上に、けっこう価格も高いので、

これは図書館等でまず実物を確認してから買ったほうがいいかもな〜と思っています。





ユングの the Red Book   の you tube 動画の最後に  Refinding the Soul   とありましたね。


Refinding the Soul   「魂を再発見すること」

ユングがしようとしていたことは、現代の多くのHSPがしようとしていることと、同じことですよね。