[]自分にとって「楽しい仕事」を選び取らなければ、一生「奴隷生活」みたいになってしまう

HSPの場合、仕事が好きなことでないと、毎日が辛すぎるのではないかなあと思うことがあります。

刺激を欲しがるHSP,HSSならいざ知らず、

HSP,非HSSだと、毎日外出するだけでも非常に消耗するのに

もしその仕事が「好きな仕事」でなかったら、ただ耐えるだけ、我慢するだけ、の毎日になってしまい、

どんだけ辛いだろうと思います。


「ああ、今日もなんとかやり過ごすことができた・・・」

「でも明日もこれが続くのか・・・」

「この調子じゃ、もたないな・・・」

「ああ、仕事(学校)行きたくない・・・・」

「このままじゃ、将来が全然見えないよ・・・わかるのはいつか倒れるってことだけ」

「辛いけど、なんとか頑張ってるけど、こんな生活続くわけがない・・・限界感じるわ・・・」

これでは、ほとんど毎日が生き地獄で、まるで、「奴隷生活」みたいになってしまいます。

(実は昔の私ですが


通学時や通勤時、ふっと駅のホームに飛び込みたくなったことも何度もありました。

なんか電車に吸い込まれそうになるような感じって言うか。

われながら「自分、危険やな〜」と思っていました。

(でもこういうのは他の人にも大迷惑だし、鉄道は賠償額がウン千万とか?残された家族が可哀想過ぎることになるので止めましょう


そこまでツライなら、さっさと学校も仕事もやめりゃ〜良いのに、なかなか踏ん切りがつきませんでした。

周りからの制止ももちろんありました。

中学も高校も正直行きたくなかったし、高校でも高校2年のとき、やめたいと親に相談しましたが許されませんでした。

(神経が疲れてしまって、どうにもやり切れず、時折、授業を抜け出して部室に1人、こもっていたりもしました。
普段がまじめなせいか全然見つからず、私がときどき教室にいなくてもなぜか特に問題にもならず、なぜか先生からも一度も怒られませんでした。もちろんバレないように授業内容や先生等を選んで上手にこっそり休んでいました。あまりにキツイときは少しくらいのおサボリは必要不可欠)


仕事や学校が辛過ぎて、非HSPに相談しても、

「そりゃ、誰でも行きたくないことはあるよね」(それでもみんな頑張ってんのに、アンタ何甘えたこと言ってんのよ

みたいに言われてしまいますが


昔から、周りの非HSPを観察していて

そして、なんでも正直に話してくれる、非HSPの娘の本音そのままの赤裸々な話をいろいろ聞いているうちに

HSPの感覚がだんだん明確にわかってきました。


そして

「ああ、非HSPは、きっと、外にどんどん出て行きたい人たちなんだわ」という結論に、私の中では達しました。


朝早くから、シャキッと起きて、パクパクご飯食べて、「行ってきます」と、何のためらいもなく、外に飛び出していく、非HSP

HSPが、「あ〜家から出たくないな〜。外、行きたくないな〜」とついウダウダしたり、

準備に異常に時間がかかってしまうのとは非常に対照的です。


HSP,非HSSの息子は、「制服に猫の毛がついてると嫌だ!」と、朝から玄関で、コロコロを制服に何度も何度もかけて、

とっても、キレイ〜にして行かないと、出かけられません。

私はと言えば、お勤めしてるときは、何かしら、「宝石」とか「天然石」とかを付けていかないと

出かけることができませんでした。

石って、なんか自分を「守ってくれている」気がしていて、手放せなかったんです。

つい付けるのを忘れて出かけると、気になってしまって、落ち着かなかったり、遅刻するのにも関わらず取りに戻ったこともありました。

不安になってくると、付ける宝石類が、どんどん増えて行ったりして、なんだかキラキラし過ぎてしまうし、
仕事場にあんまり華美な格好は変だし

「う〜んなんだかな〜、付け過ぎってわかってるんだけど付けずにはいられない・・・困ったなどうしよう

と「わかっちゃいるけどやめられない」状態でした。



ただ外に出るだけで、「10人の敵」じゃないけど、非常に緊張していましたし、

神経が疲れていたときの外の世界というのは、特に何もなくても非常にトゲトゲしく感じられ、

ただ呼吸してるだけでも、自分の周りの空気だけが冷たいのではないかというような感じさえしていました。

(周りの人がみな、能天気でとても幸せそうに見えた)


(ちなみに、このころは、普段のお勤めで、溜まりに溜まったストレスを買い物で発散していて、
今思うと、このころの私は、買い物依存症ぽかったです。
毎月、給料日のその日に、ほとんど全部の給料をジュエリー・アクセサリーと洋服につぎ込むという恐ろしいことを毎月のように続けていました。
給料日翌日には財布はすでにスッカラカンで、その日の食事にも困る始末でした。
限界を超えた我慢と言うのはこのように噴出するのですね。コワもちろん今はこんなことしません)


ストレスはある程度は必要ですが、ストレス過多な状態は、やっぱり無理なんですね。

人間の我慢の限界と言うのはどうしようもなくあるものなので、

その人の耐えられる限界を超えてしまうとどこかで何かが破綻していきます・・・

私は外で働くのがどうしても無理で、無理続けてると、破綻していってしまうタイプなんだなと自覚し始めました。


他にもいろいろ試しているうち、結局、私の場合は「毎日外で働くのは無理で続かない」という結論がやっと出て。

(でもこれを自分で認めるのには非常に勇気いりましたが)

続かないことに労力使ってクタクタになっているだけの毎日だと、将来は暗いです。
(あまり無理なく続けられる人ならいいんだけどね)

仕事やめてしまったら収入ないですからね。

だからと言って生活が破綻するのも困りますしね。


勤めるのは、辛すぎるし、続かないし、でも稼がなきゃ生活できないし

で、結局、自営始めて、これが今まで生きてきた中で、一番ラクで一番稼げています。


どこで働くのも、適材適所で、向いたところで地道にコツコツ働ければいいんだと思います。

今は、私は、ネット通販の仕事をしていますが、我ながら毎日よく働いているなあと思います。

ネット通販で、ジュエリーやアクセサリー製作をしていると聞くと、
なんだか華やかそうな?感じを受ける人もたまーにいらっしゃるようですが

毎日の作業は非常に地味で

注文の入った商品を梱包し、伝票を印字し、天然石の発注、ジュエリーの製作、
保証書やジュエリー説明書の印刷、新商品のデザインを考えて製作、
他にも商品画像の撮影をして画像編集し、ネットショップにアップし、ネットショップのページを更新し
店長ブログ書いたり、依頼の入った西洋占星術の鑑定をしたり、
お客様のお問い合わせメールにお答えしたり、集荷の後はお荷物番号のメール送ったり
他にもそのときどきの状況により、書ききれないほど雑多な細かい仕事の数々が発生し

もちろんその合間に掃除・洗濯・家族の食事作りもし(もちろん子供にはしっかり手伝わせますが)

朝から晩まで本当にさまざまな地味〜な作業をこなして、生活費を稼ぎ、子供を育てています。


これだけの大量の仕事は、私は外に勤めに出てたら、たぶん絶対できませんし

もしできたとしても決して長続きしないだろうと思います。

でも、外に勤めに出なければ、それほど大変でもなくできてしまいますし、自分自身が無理しなくて続けられるので、

私の場合は自宅でSOHOしてたほうが非常に効率的で無理がなく、生活も安定し、健康でいられます。


結局、人間、自分のままでしか生きられないです。


人によって何が向いているかはその人にしかわからないので、

わかるまでトライし続けれていれば、結局は、誰にでも、いつか必ず見つかる と言うことになります。


私と同じHSP,非HSSでも、お勤めが続く人もいるようで、その辺は相当個人差もあるみたいなので

とにかく、長続きすることが一番良いので、自分にとって「これなら続けられそう」てことをするのが一番だと思います。


周りの人は、誰しも、いろんなことを言いますが、それが自分にとって正しいかどうかは、全然別の問題で。


私の場合、人に相談して、そのアドバイスどおりやってみても、結局納得できなかったり、逆に回り道になってしまうことがほとんどでした。
(相談したのがほとんど非HSPだったのも、HSPの自分にとっては良くなかったかもしれない。
相談内容によりますが、相談内容が自分のこと、HSPのことは、非HSPに聞いてもムダです・・・
ただ、非HSPとの人間関係のトラブル等で、こちらがどう振舞うと良いかということについては、他の善良な非HSPに教えてもらったほうが得策。HSPはお人良し過ぎる部分があり、悪い非HSPには甘く見られることも多いので)


割となんでもそうですが、自分のことについては、「自分の心」に聞くのが、一番自分にとって、正しいし、

納得できるし、ピッタリ来ます。


また、何事も「一芸に秀でた人」とか「プロ中のプロ」と言うのは、

それを好きでず〜っとやっていたら上手になってしまっていた、と言う人がとても多いように思います。


オリンピック選手にしても、マラソン選手にしても、あんなツライ練習を毎日よくやるよなあと思いますが

そういう方々が走っている姿って、なんだかどこか「楽しそう」に見えるし(ランナーズハイなのかもしれないけど)


良く練習している人って、実は練習が好きでやっているみたいです。


好きなことって、毎日やっていても、全然飽きないし、

たとえ辛いときでも辛さの度合いが全然違います。


好きな仕事でも、忙し過ぎて疲れてるときや、「今日は仕事したくないな〜」って時ももちろんあるけれど、

毎日仕事したくない、なんてことはないですし(それが好きな仕事の良さ)、

どんな仕事でも、毎日毎日続けて何年もやってりゃ、

そりゃ〜誰でも次第に上手く、だんだんレベルアップしていくのは当然のことです。

「好きこそ物の上手なれ」ってまさにこのことですね。


「好きでやり続けている人」のところへは、次第に人も物も集まってきます 

そして

 仕事・商売として成立していきます。

(成立しない場合は兼業すればいいだけのこと。やっていれば、

「今の仕事がダメでもアレがあるから何とかなるかも」と、安心感が全然違います)

もちろん、私も初めは兼業でした。

「いつかこれが本業になるといいなあ」とはもちろん思っていましたが、

「たぶん夢で終わるかも」と思っていたくらいだし、周り(非HSPたち)にもそう言われていました。

だから、こんなに早く本業になるとは予想しませんでした。

少しでも早く始めれば始めるほど、それで食べて行けるようになる日が早く来ます。


HSPには、「今」しか見えておらず、「今」のみが判断基準となります。

また非HSP自身が人に越されるのが許せない人たちなので、自分以外のことに関しては、マイナスの予想のことしか言わなかったりします。

だから、非HSPの言うことはあまり真に受けないほうがいいと私は思っています。


HSPの予想って、HSPに関しては、たいがい外れます(非HSPには「今」しか見えていません)

HSPにとっては、

   HSPというのは、いい意味でも、悪い意味でも「規格外」「予想外」のようです。