自己肯定感について(その2)

HSPに限らず、最近の若い人は、自己肯定感があまりないという人が多いそうです。



・・・・ただ、思ったのは、若いころに、「自分はこれでいい」とか、自分に心から満足している人

自己肯定感が十分ある若い人って・・・


若い人でそんな人って、いるんでしょうか。

もしいたら、正直なところ、ちょっと不気味なような、気持ち悪いような・・・そんな気さえします


若い頃って、誰でもまだ、自分で自分のことがよくわからずに、向かう方向がどこかもわからずに


暗中模索でもがいていることがほとんどだと思います。


若い人が自己肯定感がないのは、今も昔も変わらないのでは、と思いました。(自分もそうでしたし)



このところ、この「自己肯定感」についてずっと考えていたのですが


「自己肯定感」の反対って何かというと「自己否定感」ですよね。


つまりは自己否定をしている人がけっこう多いということですが


・・・・自分で自分を否定してみても、何も始まりませんよね。


自分を否定して、なんかいいこと、ありましたか?


自分で自分を否定するということは、エンドレスに気持ちが落ち込んでいくので、


いったん、やめてみてはどうでしょうか。(続ける自由ももちろんありますけど)



まずひとつ言えるのは、自己否定感を持つと言うのは、自分が自分らしくないからではないでしょうか?

毎日自分らしく、生きていられれば、周りになんと言われようとも、それなりの満足感があります。

自分のことも好きになります。


逆に、自分らしく生きていないと、自分のことが自分で嫌いになっていきます。(これでは不幸です)


また、なぜ自分を否定しているかと言うと「他者との比較」によるところが大きいかと思います。

他者に比べて、自分が劣っていると感じるから、自己否定が始まりますが



そもそも、何で人と自分を比べる必要があるのでしょうか?



なんで、この世で一番大事な自分に目を向けないで、他人にばかり目が向いているのでしょうか?



自分以外に目を向けることで、自分以外の他人のことを考える時間がけっこう長くて、

あなたの人生が空っぽになるから、あなたが虚しい気持ちになったり、無気力になっていくのです。


自分の人生なんだから、逆立ちしたって自分以外の他人の人生は生きられないのだから

そして、自分を気遣ってあげられるのは、自分しかいないし

それぞれ、自分の人生の「宿題」「課題」みたいなのが、誰しもそれぞれあるみたいなので

自分の「課題」に取り組めばいいのではないでしょうか。


というか、本来なら、自分の課題をこなすだけで、誰しも精一杯のはずなんです。(けっこう大変ですよ。時間もかかるし)


それに、どうせ自分以外の人生は生きられないのだから、

他人を見て比較していても気持ちが落ち込むばかりで何の得もありませんし、時間のムダです。

もっと自分に目を向けてあげてはいかがですか?


でないとご自分が可哀想ですよ・・・


HSPって、周りの人の気持ちとかを考えすぎて、自分のことが後回しになっている人も多いように感じています。


人と自分を比べたり、人の気持ちばかりを考える暇があれば、まず自分らしい毎日を送って、自分の好きなことをして、

自分の心が満足するようなことをすればいいのです。


そうしていれば、自然と心は満足し、安定します。



人と、自分は、全然違う人間です。


比べても仕方ないし、比べてもキリがありません。

自分のことをおろそかにして、

「あの人はどう思っているのだろう・・・」とか

「あの人は私のこと、こんな風に思っていないだろうか・・・」とか心配したり

「私って、きっと、○○さんからは、たぶんこう思われているんだろうな」とかいろいろ想像したりして

他の人の気持ちばかり考えているのも、なんだか少し変です。


本当のところは、その人にしかわからないことですし・・・



それに、私は、人と自分を比べたり、他の人を基準にすると、そこには果てしなく地獄が展開していくと思っています。



人間って、この瞬間も、どんどん生まれていきますよね。


そんなたくさんの人たちと、いちいち自分を比べてたら、いったいどうなるのですか?

あなたは、エンドレスな競争世界に身を置いていたいですか?



そんなことよりも、もっと、自分に「してあげる」こと「してあげなきゃいけないこと」が山ほどたくさんあるのでは???


もし自分がどこに向かって進めばいいのかわからないときは

夜、眠りに着く前に

「(今はまだわからないとしても)、だんだん自分の進む方向が見え始める・・・・」と思いながら眠ると

だんだん本来の方向へ自然と進んで行きます。


お試しあれ・・・


あなたが、あなたらしく、輝いて生きていけますように・・・