◆HSPは(言外の)要求にも敏感に反応・対応してしまうからこそ、相手にも求めてしまう?!

私は、これでも一生懸命やっているつもりなんですが

息子からは文句ばかり言われるのでちょっと心外です。


昨日は、息子が「頭なでて」「背中なでて」「膝枕して」等、いろいろ言って甘えてくるので

1時間か2時間くらい?一緒にテレビを身ながら息子をなで続けていたのですが、

そんなに長い間、膝枕で息子をナデナデし続けるのは、正直、しんどかったです。


「もういいでしょ?仕事あるし」と聞いても、それでもまだまだ足りないらしく、べったり甘えてくるので、

さすがにしんどいので、私は息子から離れて、部屋のドア閉めて、閉じこもりました。


最近、仕事が以前ほど、はかどりません。

息子に全部、生気吸い取られて持って行かれてしまう感じです。


今、精一杯、仕事に家事に子育てにと、これだけ頑張っているのに、

「もっともっと」と、できること以上のことを要求されると、正直、逃げたくなってきたりします。



わたしもそうですが、HSPの人は、周りからの(無言の)要求に敏感(過ぎる)ところがあるように思います。

また、人から要求されたことは、つい応えようとしてしまいます。(私の場合)


周りからの(無言の)要求等も、相手の表情や雰囲気等から、つい「読み取って」しまいます。

で、その「要求」を満たすべく、振舞ってしまいます。


HSP息子は、見ていて、周りの人に対する「理想」が高すぎて不満に陥ることが多いと思うことがあるのですが

それは他のHSPの人と接していても、ときどき感じることがあります。


また私も同様だったのでわかるのですが

私は非HSPの両親が「気に入るように」「それと察して」動いていました。

そうすると、必然的に「両親の気に入るような良い子」的なふるまいに長けてくるのですが

自分自身が、いつも努力して「良い子」的行動をしていると、自然に

「私はこんなに(ときには無理して)良い子してるんだから、

お父さんお母さんも『良い親』になって欲しい」という考えがどうしても出てきてしまいます。

「良い親」というのは、もちろん自分にとって「良い親」ということなのですが(優しいとか、願いを聞いてくれるとか)

自分が察知して(相手がそれを求めていると察知して)こちらが対応したことと同じことを

つい相手に求めてしまいます。

または、相手が「自分と同じくらい」やってくれることをつい望んでしまいます。


でも、非HSP両親に、それはまったく通じません。(非HSPは非常に「察し」が悪いので)

その上、非HSP両親は、「そんなこと求めたつもりはないし」「頼んでもないし」と思っていることが多いです。


HSPが「察知」して非HSPに対応してあげたことを、非HSPはまったく察知せず、対応もなし。


そんな感じなので、HSP子の、非HSP両親への不満は溜まっていきます。


HSPが、周りの人間関係に不満を抱きやすいのは、もしかしたら、こういう理由からなのかもしれません。



そして私も、自分がそうされていたと(理想を押し付けられていたと感じていたのと)同じように

自分の親に「理想の押し付け」をしていた所が多分にあります。

(もちろん親は理想どおりではないので理想と現実とのギャップに疲れてしまう)


また、HSPの人は、とてもきちんとしていて、思いやり深く、礼儀正しく、「空気読める」人がとても多いです。


きちんとしていて、感じが良く、思いやり深く、礼儀正しい・・・・

傍から見ると、とても理想的な素敵な人ですが、

やってる本人はとても疲れることでしょう。(私も疲れますけど)


HSPが消耗が激しいのは、そういう理由もあるのかもしれません。


HSPの人は、もっと「手抜き」してもいいかもしれません。

「手抜き」具合は、非HSPを見ていれば学べます^^


昨夜は、あまりに甘えてきて、それでも「ママかまってくれない」とか、私に文句ばかりたれてくる息子に対し

我慢の限界がきてしまいました。


世の中は、母親に「理想の母親」を求め、縛りがちですが、それって、どうかと思います。

そして「世の中の求める人」になるかどうかは、自分の決めることで、別になりたくなければならなくてもいいんではないかと思います。


「何か、あんた、誤解してない?

あなたは、ママに『理想のお母さん』になって欲しいんだろうけど

『理想のお母さん』になるかどうかは、ママが決めることなんだよ!!

『理想のお母さん』になるかどうかは、ママの自由。

それに別に、あなたの『理想のお母さん』に、ママは別になりたいと思わない。

『理想のお母さん』が欲しいなら、よそ行って探し。

それか自分でロボットでも作れ。ママ、ロボットじゃないから無理。

それに、あなたは、自分が大人になったときに、『理想の親』になれるわけ?」


子供は「理想の母」を求めますけど(私も子供のころはそうだったかも)

それは酷です。

人間わざじゃないです。



『理想の姿』を押し付けられるのは、型にはめられること。

「理想の母にはなれません」とはっきり断っちゃっていいと思います。

だって、そんなもの、なれないし。


誰かの「理想の型」にはめこまれるのは、御免です。

そして、相手をも、はめちゃいけないな、と思います。


でも、その考え方だと、「学校に行きたくない」という息子を無理やり学校に行かせる事は

「型にはめる」ことになっちゃうのかなあ???