[]モーニングジュエリーは、北側の部屋で作る
最近、やっと「モーニングジュエリーを作らないと」という感じになってきたので
作っています。
モーニングジュエリー作りには、北側の部屋で、北を向いて作るのが一番しっくり来ます。
南向いて作ると、ついイライラしたり、派手なものができてしまいます。
モーニングジュエリーには、ジェットですが、ジェットは美しいです。
スピネルや、オニキスの黒とは違った「柔らかく温かい黒」です。
黒もいろいろあって
一番「強い」黒は、ブラックスピネルの黒
その次がオニキス
そして黒曜石
一番柔らかい印象で、黒なのに、なぜか温かみがあり、ほっこりしてしまうのが、ジェットです。
ジェットは木の化石。
「黒い琥珀」とも呼ばれ、優しい温かみと、美しい艶があります。
その上、ジェットは、意外と色褪せしにくい素材で長持ちします。
最愛の夫、アルバート公がお亡くなりになった後、ヴィクトリア女王は、25年間も、喪に服され
ジェット等で作られたモーニングジュエリーを身に着け、黒いドレスばかり来て過ごされました。
25年の喪は、長いですね・・・
でも、最愛の人を亡くしたら、そういうものなのかもしれませんね。
「亡くなってしまったけれど、今でも大切な人」というのが誰しもいます。
そっと心に偲びながら、今風にアレンジされたモーニングジュエリーを身につけ
その人の気配をどこか近くに感じながら
現在をしなやかに生きていく・・・というのも、人として、とても素敵だと思います。