◆時には母親だって子供から逃げ出したくなる、そんなの当たり前
HSP相談を受ける中で、子育て中のお母さんから相談受けるときが、一番、気にかかります。
感受性の強い、HSPにとって、「子育て」はかなり大変な作業になります。
(大変ですが、子供のいない人生というのは私には考えられないです。
子供を産んだからこそ、地に足が着いたような感じ)
子供は「自然」のままで生まれてきます。
気に入らなければ、不快なら、泣き叫びますし
もともと人間の子供は、動物と違って非常に不完全に生まれてきます。
生後1年間近くも、まともに歩けないような動物なんて、人間の他にはありません。
母親は子供にずっと寄り添い、守っていかなければならないわけで。
そして赤ちゃんは、歩けるようになったらなったで、今度は、母親をずっと追い回すわけで。
そんなとき、母は、トイレにゆっくり、1人で入ることさえもままなりません。
トイレのドアの前で「ママ〜」「私も入れて〜」とママを追ってきた子供が泣き叫びます。
そんなような毎日が何年も続きます。
24時間、逃げ場がありません
超大変です。
育児ノイローゼ寸前の状態で、育児を続けているたくさんのママたち。
いわゆる「ママ友地獄」なんかも、このような追い詰められた過酷な状況下だからこそ発生してたりして
そしてその後、何年も何年も、ず〜っと、えんえんと子育ては続いていくわけで。
子供はもちろん可愛いけれど、母親だってそりゃ疲れますよ・・・
私ら、子育てロボットじゃないんだからさ・・あーた。
疲れたときの母の愛は決して無限ではありません。限界はもちろんあります。
子供も自然なら、母親だって自然の一部で
疲労がピークに達し、自分自身が壊れそうになったら、子供から離れたいと思ってもそれは全然不思議なことではなくて。
むしろ当然で。
(でも子供にとっては母親が無理し続けて倒れてしまうよりも、ちょっと離れて休んでなんとか元気を保つほうが結局は良いのです)
今は、ほとんどが核家族で、母親が1人で子供を育てる状況下で。
毎日の子育てのエンドレスの作業が、
母親ひとりに重たくのしかかっている現実では、子育てが大変なのは当たり前です。
母親の愛情って、なんだか、神格化?されているような気もします。
「女性は子供好きなもの」とか
「子供のために母親は犠牲になって当然」みたいな風潮とか
「子供は母親が育てて当然」とか
「女なら子育てはらくらくやるのが立派な母親」とか・・・
例えば子供が嫌い、とか、子育てが辛い、とか、子供から離れたい、とか
もし思ったとしても、口に出してはなかなか言えないような空気と言うか、社会の雰囲気があるし
そんなことを周りについ言ったりすると
「可愛い子供がいてとっても幸せなのに、何言ってるのよ」とか
「みんな通ってきた道なんだから」とか
「子供産みたくても産めない人もいるのに」とか
「今、ママ、ママ、って追っかけてきてくれるときが、一番幸せなのにね(皮肉まじりに)」とか
だいたいそういうことしか言われません
でも、実際、そういう厳しいこと言う人ほど、自分の子供がほんとに可愛いと思うタイプの母親でもなかったりして。
子供を自分のアクセサリーのひとつ、所有物のひとつ、みたいに思っている母親も世の中にはいるようだと感じます。
(特に非HSPに多いと思う)
子供の意志を認めなかったり、自分の価値観を押し付けてくる親たちは、昔からいますが、
これって、「子供の人格」や「子供の意志」「子供の気持ち」を大事にしているとは、とても言えません。
けれども、そういうこと言われてしまうと
「私ってダメな母親なのかも・・・」とか
「子供から離れたいなんて、いけないママだよね・・・」とか思って自分を責めてしまったりしがちですけど
自分を責める必要なんて全然なくて
それどころか「毎日よく頑張っているよね、私って偉いかも」と自分を自分で褒めてあげて良いと思います。
それに、母親も、一応生物なので、自分自身がいっぱいいっぱいになってしまって
心身ともに危険にさらされたら、逃げたくなるのが、生物の「個の保存」のとしては、当たり前のこと。
それは「自分で自分を守ろうとしている」行為なのだから、それはそれでいいし、当たり前だし
そういうときは子供から離れても、休んでもいいと思うんです。
(どうせ倒れたら長く休むことになる上に親子ともにますます辛くなるから、普段からちょこちょこ休むほうがいい)
私は深夜の1人ドライブに行って歌を歌うとか、深夜営業の本屋に立ち読みに行くとか、子供と神社に行くとか
時には、子連れで派手なドレス着てダンスパーティにも行っちゃうとか、他にもいろいろ
今考えるとけっこうむちゃくちゃなことも多少やってたかも・・とか思いますけど、
子育てのストレスと疲れをとにかく、そのときできることで、解消しようとしていました。
とにかく、自分と子供が健康で元気になれる方法ならば、何でもいいんじゃないかと、何でもアリじゃないかと・・・
母親を「聖母」みたいに神聖化する、みたいな?
女性はみんな子供が好きで、子供、可愛がって当たり前?
全部母親に押し付けて、世の中にとっては、とても都合の良い考え方だなあと思います。
母親にばかり子育てをおしつけてるから、負担が重過ぎて、女性が子供産まなくなりました。
でも、実際に子供を育てていると、「子供がいて良かった」と思うし、子供のいない人生は考えられないし
子供がいるからこそ、楽しいし、働きがいもあるので、子供は産まないよりは産んだほうがいいと思います
ラク〜に子育てできる環境、
子育てで疲れたらムリせず休めるような、そういうシステムがないと
女性たちは、周りの、そして自分らの親を見てきて、子育てにほとんど夢は感じられません。
HSP相談を受ける中で、子育て中のお母さんから相談受けるときが、一番、気になります。
自分も同じような気持ちで子育て頑張ってきたし、本当にギリギリのところで、なんとかやってきた、という感じでした。
いつも疲れていて、イライラしていて、ほんとに育児ノイローゼ一歩手前だったかも。
(特に子供の乳幼児期に夫が妻を支えないと、将来、離婚の原因となりますので男性は要注意統計にもあります。
逆に言えば、この時期に妻をしっかり夫が支えると、離婚する可能性がグンと減るということ)
HSPママが、気軽に子供を預けられるような、そんなシステムがあればいいなあと思いますけど
私も、子供預けたことありますけど、まず疲れているときに、子供を預けに出かける元気さえなかったりして
そして、そういうの、育児預かり等されているのは、ほとんど非HSPの人ばっかりで。
疲れているときは、お付き合いしたくないかも、あんまり話したくないかも・・・というタイプの方たちばかりだったりして
HSPの人が、困っているHSPの人のために、何かできないかな、と思っています。
例えば、ベビーシッターとか、もし頼むにしても、
私自身がHSP,非HSSなので、子育てで疲れているときは、特に非HSPは避けたかったです。
(自分がそれ以上消耗するのを避けるため)
HSPの人で、ベビーシッターや、介護等ができる方は、
HSPネットショップ に登録してみられませんか?
もしかしたら、近くにお住まいのHSPの人を、助けてあげることができるかもしれません。
HSPは、もともと、人を癒す仕事には適正があります。
相手の気持ちに対して共感性が高いからです。
HSPの人も、お願いするなら、同じHSPの人のほうが良いはずです。
ベビーシッター、介護以外にも、どんなサービスでも構いません。
「私、こんなことができますが」という人は、何でもご応募ください。
もちろん「仕事」としてのご応募です。
ちょっとこういうの、私としては初めての試みなので、試行錯誤になるかもしれませんけど
将来、自分が年とったら、非HSPだらけの病院には行きたくないし
介護スタッフは、ぜひともHSPの人希望です。
働くHSPの人も、HSP相手で働くほうが、お客様等がHSPのほうが、一般社会よりもずっと働きやすいはず。
HSP同士だと、リピーターになってもらえる可能性も高いです。
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